書名 日本童謡音楽史
副題  
叢書名  
著者名 小島 美子著
出版年月日 2004.10.20
日本図書コード ISBN978-4-8042-0757-5 C3073 \3000E
判型 四六判
ページ数 264
定価 本体3,000円+税
概要 唱和教育の批判として育ったはずの童謡運動は、子どもの生き生きとした心を本当に反映したものだったのだろうか。この問いかけは、時代を経た現代にも同じようになされていいのではないだろうか。なぜならば、今日の教科書にも数多の童謡が登場し、そこには童謡と子どもとの関係を問い直した形跡は見て取れないからだ。本書は、童謡を作り出した作曲家を歴史の流れのなかでとらえ、子どもの音楽をあらためてとらえ直した痛撃弾だ。
<主な内容目次>
出版にあたって
まえがき
序章
 童謡運動のまえぶれ
 童謡運動のはじまり
 童謡の語義と童謡運動の目的
 童謡作曲家の系統
「赤い鳥」系の作曲家たち
 成田為三
 草川 伸
 弘田龍太郎
 白秋の童謡観と作曲家の側の限界
「金の星」系の作曲家たち
 はじめに
 本居長世
 中山晋平
 藤井清水
 野口雨情の詩と作曲家たち
その他の作曲家たち
 その他の作曲家たちの童謡
童謡運動のゆくえ
 「芸術的童謡」と山田耕筰
 「芥小粒夫人」以前の山田耕筰の童謡
 山田耕筰「童謡百曲集」
 「レコード童謡」と河村光陽
むすび―童謡運動の歴史的意義―
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