書名 歴史智曼陀羅
副題 文化史断章
叢書名  
著者名 鯨岡 勝成著
出版年月日 2003.09.20
日本図書コード ISBN978-4-8042-0752-0 C3011 \2300E
判型 A5判
ページ数 212
定価 本体2,300円+税
概要 初著『―極辺精神史―一瞥的観光』を経て、著者の旅は続く。西南誌を肉付け、法華の蓮弁に色と香気を与えてきた人物群を個々に注視し、日本文化の核へと近づく。本書を織りなす11編の史的断章は万華鏡の如く連還し、‘歴史智’という新たな曼陀羅を描き出している。
<主な内容目次>

序文 (大竹憲治)
第1部 西南詩誌
 1 袋中上人『琉球神道記』を巡る本地観
 2 南島論拾遺 ―柳田國男と鳥尾敏雄―
 3 イロニーの脅迫 ―福岡発―
第2部 史禍連声
 1 南無さったるまグンダリギャにハライソ ―近世の一遠景―
 2 俳人をめぐる東北と西南 ―大須賀乙字と松根東洋城―
 3 木村鷹太郎の太古史について
 4 日蓮主義変幻 ―山川智応へ―
第3部 付編
 1 鳥取市内に残る日蓮像と池田藩樗谿神社の背景 ―因幡紀行から―
 2 日持の背中・露伴の眺め ―幻視の東北・外地―
 3 異種黄白禍論 ―異貌の人種論―
 4 近代法華密録
初出一覧
あとがき
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