第一書房HOME>平家の音楽
書名 | 平家の音楽 |
副題 | 当道の伝統 |
叢書名 | |
著者名 | 薦田 治子著 |
出版年月日 | 2003.2 |
日本図書コード | ISBN978-4-8042-0745-2 C3073 \15000E |
判型 | A5判 |
ページ数 | 466 |
定価 | 本体15,000円+税 |
概要 | 『平家物語』は当道座の琵琶法師が語る音楽作品でもあった。本書は、当道座の伝統を守る盲人音楽家の伝承を中心に、その音楽構造・楽譜・楽器・伝承系譜などを解明した。 【付録CD】 T.〈祇園精舎〉より中音、初重、重初重(薦田治子復元) U.〈鱸〉全曲 演奏:今井検校勉 |
<主な内容目次> 書かでもの序文 横道萬里雄 平家研究の新しい枠組みの誕生を祝って 徳丸吉彦 序章 第一節 対象と目的 第二節 方法−各章の概要 第一章 平家の音楽に関する先行研究 第一節 明治時代 第二節 大正時代から昭和時代前期まで 第三節 昭和時代中期 第四節 昭和時代後期以降 第二章 名古屋の平家伝承における当道の伝統 第一節 名古屋の当道の伝統系譜 第二節 国風会の伝承系譜(明治以後) 第三節 演奏の目的と場に見る当道の伝統と吉沢精神 第四節 平家の教習方法と現存曲 第三章 平家の譜本 第一節 譜本以前 第二節 譜本の成立と変遷 第三節 平家譜本の一般的特徴 第四節 『平家正節』以前の前田流の譜本 第五節 波多野流の譜本 第六節 『平家正節』の成立とその特徴 第七節 『平家正節』譜本の種類 第四章 平家の曲節 第一節 曲節の概念 第二節 音高の局面から見た平家の曲節の特徴 第三節 リズムとことばにかかわる局面から見た平家の曲節の特徴 第四節 声の技法の局面から見た平家の曲節の特徴 第五節 統語論的機能の局面から見た平家の曲節の特徴 第五章 積層性からみた平家の音楽構造 第一節 積層性の概念 第二節 七つの積層性レベルの性質 第三節 積層分析の応用1−歴史的研究および通種目的研究 第四節 積層分析の応用2−〈祇園精舎〉の復元 第六章 平家琵琶―楽器と奏法 第一節 日本の琵琶の系譜 第二節 平家琵琶の形態と構造 第三節 平家琵琶の調弦とサワリ 第四節 平家琵琶の奏法と記譜法 資料編 引用文献 あとがき 索引 |