第一書房HOME>中国と琉球の三弦音楽
書名 | 中国と琉球の三弦音楽 |
副題 | Academic Series NEW ASIA 30 |
叢書名 | |
著者名 | 王 耀華 |
出版年月日 | 1998.10.15 |
日本図書コード | ISBN978-4-8042-0683-7 C3373 \3800E |
判型 | 四六判 |
ページ数 | 322 |
定価 | 本体3,800円+税 |
概要 | 沖縄伝統の三線音楽。それは中国の三弦音楽から何を導き出し、今日にいたったか。中国と琉球の三弦音楽をその奏法、記譜法、思想など、あらゆる面から比較考察する。中国三弦研究の第一人者たる著者が、琉球三線を学びながら考究した労作。 |
<主な内容目次> 第一章 中国と琉球の三弦音楽比較研究の展望 第一節 琉球芸能文化の複合性と三線音楽 第二節 音楽文化交流の経路と特徴 第三節 音楽文化比較研究の視点 第二章 琉球人の三線志向 第一節 琉球人にとっての三線 第二節 琉球人の三線志向の要因 第三章 琉球工工四と中国工尺譜 第一節 調弦法 第二節 譜字 第三節 音価符号 第四節 琉球三線の「一揚調子」 第一節 一揚調子と中国三弦の正調 第二節 工工四諸本における一揚調子 第三節 一揚調子曲の音律 第五章 琉球における中国旋律の受容と変容 第一節 中国旋律の受容の種類 第二節 中国旋律の変容のモデル 第三節 三種類のモデルによる変容の法則 第六章 琉球と中国の多声性 第一節 琉球三線音楽の多声性 第二節 中国三弦音楽の多声性 第三節 多声性の比較考察 第七章 琉球の三線奏法の特徴と中国音楽 第一節 「弦声一体」と中国の「琴歌」 第二節 「弾」と古代中国の三弦奏法 第三節 弦簡声繁と譜簡腔繁 第八章 琉球と中国の打花鼓 第一節 中国の打花鼓 第二節 琉球の打花鼓 第九章 中国と琉球のハーリー 第一節 爬龍船の由来 第二節 中国の龍船歌 第三節 琉球の爬龍歌(ハーリー歌) 第十章 琉球と中国の一曲多変 第一節 琉球における一曲多変の歴史的考察 第二節 琉球三線古典音楽の一曲多変の諸相 第三節 一曲多変の運用の比較考察 第十一章 琉球と中国の音楽思想 第一節 琉球王朝の宮廷音楽思想と儒家の音楽思想 第二節 組踊の音楽と写意性の音楽美学観 第三節 『歌道要法』と中国の音楽論 あとがき |