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書名:沖縄側から見た奄美の文化変容
副題: 
叢書名:南島文化叢書 26
著者名:津波高志 著
発行日:2012.10.15
ISBN:978-4-8042-0784-1 C3339 \3500E
判型:四六判
頁数:284頁
定価:本体3,500円+税

薩摩直接支配以降の奄美における文化変化は、薩摩・鹿児島の文化との長期的な直接接触によって元々の文化に変化が起きた典型的な文化変容として把握されねばならない。その現場に沖縄側からの見方で迫り、そこで見えてくるものを琉球弧全体の文化の研究に位置づけることが本書の目的である。

<主な内容目次>
序章 奄美の文化変容
第一部 葬制と墓制
 第一章 与論島における洗骨改葬
  一 はじめに
  二 与論島の葬法
  三 現在の洗骨改葬
  四 現在の納骨法
  五 洗骨改葬の背景
  六 おわりに
 第二章 奄美における葬送儀礼の外部化
  一 はじめに
  二 土葬における葬送儀礼
  三 火葬における葬送儀礼
  四 交通網と人口移動
  五 葬送儀礼の外部化
  六 おわりに
第二部 組み相撲と立ち合い相撲
 第一章 伊波普猷の見た奄美の相撲
  一 はじめに
  二 伊波説と奄美の現状
  三 地元研究者達の見解
  四 おわりに
 第二章 奄美における大和相撲の受容過程
  一 琉球弧の相撲
  二 課題
  三 戦後南奄美の大和相撲
  四 戦後北奄美の大和相撲
  五 近代・近世の大和相撲
  六 大和相撲の受容過程
  七 おわりに
第三部 女性神役の継承
 第一章 大和村名音の神役継承関係文書
  一 はじめに
  二 聖地と神役
  三 名音の文書
  四 文書の解説
  五 おわりに
 第二章 奄美における女性神役の継承方式
  一 問題の在所
  二 大和村の神役継承
  三 大金久の文書
  四 神役継承の原則
  五 加計呂島の神役継承
  六 従来の諸研究
  七 継承方式の変化
  八 おわりに
終章 奄沖文化
 一 奄美文化
 二 奄沖文化
引用文献
初出一覧
あとがき
索引